いつもLPガスを安心、快適にお使いいただくために、LPガス及びガス器具などについて正しくご理解をいただくことが大切です。
LPガスの保安責任区分について
日頃の安全管理は、ご自分の手で行ってください。
LPガスの性質
1. 空気よりも重い
LPガスは空気よりも重く、もれると低いところや物かげにたまる性質があります。
2. ニオイがつけてある
LPガスそのものは無色無臭ですが、もれた時に分かるようにタマネギが腐ったような臭いがつけてあります。
※容器内のガスが少なくなると臭う時があります。
3. 燃焼にはたくさんの空気が必要
LPガスを燃焼するには、たくさんの空気が必要です。
4. クリーンなガス
LPガスは、環境負荷が相対的に小さく、天然ガスとともにクリーンなエネルギーであると位置づけられています。
5. 液化した状態でボンベに入っている
LPガスは圧力をかけて液化した状態でLPガス容器(ボンベ)に入っています。
LPガスの正しい使い方
1. 点火、消火は必ず目で確かめてください。
ガス器具の近くに燃えやすい物は置かないでください。
LPガスを使用しているときは、その場をは離れないでください。
2. 換気に注意してください。
室内でガス器具を使用するときには、換気扇を回したり、ときどき窓を開けて十分に換気をしてください。
小型湯沸器は長時間使用しないでください。
3. ガス栓は使用時には全開で、使用後は完全に閉じてください。
ガス器具の近くに燃えやすい物は置かないでください。
LPガスを使用しているときは、その場をは離れないでください。
4. ゴム管はときどき点検し、早めに交換してください。
ゴム管は、ガス栓の赤い線のところまで差し込み、
ホースバンドでしっかり止めてください。
三つ又は危険です。
ひび割れしているゴム管は使用しないでください。
5. いつも青い炎でお使いください。
LPガスをお使いのときは、
必ず青い炎でお使いください。
赤っぽい炎は不完全燃焼をしている炎です。
マイコンメーターの使い方
ガスもれなどLPガスの流れに異常があると、
ガスメータに内蔵されたマイコンと遮断弁が働き、ガスを遮断します。
ゴム管が外れたとき!
ガスが不自然に大量に流れると自動的にガスを遮断します。地震が発生したとき!
ガス使用中に震度5相当以上の地震があると、自動的にガスを遮断します。
警報器が鳴ったとき!
ガス漏れ警報器などの異常信号で、ガスを遮断することができます。(ガス漏れ警報器設置の場合)消し忘れたとき!
お風呂のつけ放しなど必要以上に使用時間が長い場合、自動的にガスを遮断します。ゴム管にヒビがあったとき!
微少な漏れが30日以上流れ続けた場合、警告表示します。配管のガス圧力が低下したとき!
ガス配管の圧力が低下したとき自動的にガスを遮断します。
もしもガスがもれたら
LPガス販売店または保安機関に連絡してください。
災害のときには
火災のときには
容器のバルブを閉めてください。
または消防署員などに容器の位置を知らせ、後の処置を頼んでください。
地震のときには
ガス栓、器具栓を閉め、火をすべて消します。
揺れの大きい時には、おさまった後で戸外の容器バルブも閉めてください。
台風、洪水のときには
容器のバルブを閉め、容器が倒れたり、流されないようにロープなどでしっかり固定してください。
災害時に容器バルブを閉めることは、2次災害の防止にも役立ちます。
容器バルブを閉めるときは、時計と同じ右に回すと閉まります。